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はままつアグリテック推進プロジェクトの事業として、浜松地域のアグリテックに対する先進的な取り組み事例と、だれでも活用可能、身近なIT・IoT活用術について各講師より紹介いただきました。併せて「アグリテック実証サポート事業」について説明を行いました。
※オンラインと会場によるハイブリッド形式のセミナーとさせていただきました
基調講演として、農商工連携研究会会員の㈱ホットファーム 代表取締役志賀口氏より「農副連携による遠隔地のハウス環境の制御システム」と題して講演いただきました。ホットファーム社では、福祉と産業の連携したビジネスモデルを目指し、自身が経営する社会福祉法人の入居所(障がい者)に働き口として農業を紹介。作業場やハウス内は定位置管理の実施、工程表に沿った作業の実施など、所謂5Sを実施し、誰でも働ける職場環境を整える。
また、ハウス内は温湿度を常に測定し環境データとしてクラウドへ保存。蓄積された平均気温を自動でグラフ化することで、収穫日の予測を可能にしているとのこと。(育苗から約90日で収穫可能とのこと)。
昨年にはものづくり補助金を活用し、離れたハウスをカメラで監視し、管理者が各ハウスへリモートによる作業指示や状況把握を可能にしたとのことです。
基調講演後、身近なIT・IoT活用術としてアグリテックの取り組みに協力いただいている、中小企業診断士の名倉氏と酒井氏にそれぞれ事例発表いただきました。
名倉氏からは、昨年アグリテックの取り組みとして実施したまるたか農園での「IoTはかりによる生産性向上」について紹介いただき、酒井氏からは自身が開発した「誤差のない温湿度測定器」について紹介いただきました。
身近なIT・IoT活用術の事例発表後、本年度アグリテックプロジェクトの取り組みとして実施する「アグリテック実証サポート事業」について事務局より参加者へ内容を説明。本事業への応募と、知り合い、関係各所への周知を依頼。本事業について多くの方にご利用いただければと思います。