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7月8日に宇宙航空技術利活用研究会2022年度第1回全体会を開催しました。
全体会では2022年度の事業計画について会員の皆様へお諮りし承認いただきました。本年度も会員の皆様の興味を引くような事業を計画してまいりますのでどうぞよろしくお願いいたします。
全体会終了後はJAXA田辺氏による基調講演が行われました。
空飛ぶクルマの技術課題と題して次世代回転翼機の研究開発における動向について、またeVTOLの技術課題、さらにはJAXAで進められている研究についてお話しいただけるということで参加申込も最終的に60名を超え多くの関心が寄せられることとなりました。
講演ではティルトローターのメリットデメリット、在来ヘリとeVTOLの違いなどの基本的なことから、エネルギー密度に関する専門的な内容などについてお話いただき参加者も真剣に聞いている様子でした。
動画なども織り交ぜイメージしやすいよう工夫いただき、難しくも大変興味深い内容でした。
<ポイント>
・eVTOL機の中でも主翼(固定翼)と回転翼の組み合わせ型が1番効率が良い
・最大の課題である安全面については飛行実験を重ね実績を積み上げていくしかない
・eVTOLは自律制御を前提としているためパイロットの需要は見込み薄
・ヘリコプタの市街地運用が上手くいかない最大の要因は騒音。騒音の原因は大きく3つで「エンジン音」「回転翼音」「マルチロータの干渉ノイズ」