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宇宙航空技術利活用研究会 エアモビリティセミナー
「無人ヘリコプタを用いたエアモビリティ構想」
宇宙航空技術利活用研究会では、2021年度のテーマの1つとして「無人航空機や電動化」について取り組むこととしており、静岡県内の業界第一人者である静岡理工科大学の佐藤彰教授に「無人ヘリコプタを用いたエアモビリティ構想」と題してご講演いただきました。
佐藤先生は、1982年ヤマハ発動機へ入社後、一貫してジェットエンジンの研究や無人ヘリコプタの制御装置開発などに従事し、2019年にはその功績が評価され文部科学大臣賞を受賞。その後静岡理工科大学勤務となり、培ってきた技術や経験を活かして、産業用無人ヘリコプタを次世代無人ヘリコプタに進化させ、エアモビリティの実現を目指す研究に取り組まれています。
<講演のポイント>
■国内のエアモビリティの動向は「官」主導で進んでいる。
2018年8月に「空の移動革命に向けた官民協議会」が設立され、同年12月に「空飛ぶクルマの実現に向けたロードマップ」が発表された。
■2021年6月4日の参議院にて「無人航空機(ドローン)に関する規定」が改正された。
既存の「機体認証制度」「操縦ライセンス制度」について本格的な商用利用に向けた制度の変更で、比較的リスクの低い飛行(山間部など)の許可と承認を簡略化した。
■静岡県は、静岡理工科大学や関連する企業が集積しエアモビリティへの親和性が高い。
産業用無人ヘリコプタに関して、ヤマハ発動機は30年以上の実績がある。100kg級の中小型機に関しては世界でもシェアナンバーワンである。
■研究会の連携オプション
①eVTOL機開発プロジェクトへの参加
静岡県やJAXAと協力して取り組んでいる機体開発プロジェクトへの参加、もしくは学校への資金援助を通じて情報交換や研究協力していただく。
②無人ヘリコプタ運用会社の設立
実績のある無人ヘリコプタを用いて実運用しながら検証する。(機体はヤマハ発動機製で理工科大、県所持)
③機体認証検査機関の設立
無人航空機製造業者は検査機関にはなれないためチャンスがある。専門家要件も静岡理工科大学との連携でクリアできる。
参加の皆様からは、地元にこのような素晴らしい先生がおり、取り組みをされているとは知らなかった。積極的に活動に協力していきたい。などの感想をいただきました。
宇宙航空技術利活用研究会では、無人機や航空機の電動化・ドローンなどについて情報提供やワーキンググループでの活動を計画しております。ご興味のある方はぜひ下記事務局連絡先までご連絡ください。
🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫 浜松商工会議所 浜松地域新産業創出会議 宇宙航空技術利活用研究会 担当:工業振興課 高木 メール:kogyo@hamamatsu-cci.or.jp / TEL:053-452-1116 🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫🛫